「BRAZILIAN PIANO」

今でこそギターがメインの楽器になってるけど、楽器との最初のつきあいは5歳のころから習い始めたクラシックピアノでした。小学校3年の頃、野球の方が面白くなったのでやめてしまったんですが。

でも、子供の頃に身につけたことの影響は大きく、今でも(主に曲作りの際に)ちょっとしたメロディを弾いたり音を取ったりするのには、ギターよりピアノの方がやりやすいと感じます。今やギターに取り組んだ時間の方がずっと長くなってしまったはずなんですけど。

でも(が二回続いた)、ポピュラー音楽を自分で演奏しようと思い立ってからはずっと、ピアノよりもギターを選び続けてきました。フォークやロックをやってたときはスチール弦のアコギを弾き、数年前にボサノヴァを始めたときにはナイロン弦のギターを選んだわけです。
※十数年前にちょろっとだけやったジャズピアノは例外だけど、思い起こせばあれはジャズピアノを弾きたかったというよりは、テンションコードや理論を体で覚えたかっただけだったような気がしています。

一般論としてはフォークだってロックだってボサノヴァだってピアノで弾き語りという選択肢もあったはずだけど、自分のやりたい音のイメージをつきつめると、それはやはりギターであってピアノではなかったんですよね。

でも(が三回続いた)、たまーにピアノの曲を練習して弾いてみたりすると、それはそれでなかなか楽しいんですよね。
先日ライブを終えて、少しお休みモードな今、久々にピアノでも弾いてみようかと思って本棚から引っ張り出したのがBrazilian Pianoという教則本。扱っているスタイルはショーロ、サンバ、ボサノヴァで、それぞれについてリズム自体の解説や、それをピアノでどう扱うかの説明を行った上で、最後にいくつかの練習曲で仕上げるという構成は割と一般的なものかと思いますが、一つの練習曲について、ソロピアノ、ピアノトリオ、ギターカルテット、トロンボーンカルテットなどいくつかのパターンが載っているので(全部の曲に4パターン載っているわけではない)、それぞれの場合にピアノをどう弾けばいいかについて、なかなか参考になりそうな感じがします。

ということで、サンバの練習曲として掲載されているOne for Donatoを練習してみました。
こうやって録音して聞き返すと「下手だな~」と思うけど、弾いてるときは単純に楽しいです。

ちなみに、最近iLifeの中のiMovieをいじってますが、簡単ですねー。
iMovie自体にYouTubeにアップする機能がついているので、iMovieで適当な写真を貼り付けてYouTubeに上げる方が、下手に音だけアップするよりも簡単じゃん!なんて思ってます。いや、もっと簡単な方法があるのかもしれないけど。


2 thoughts on “「BRAZILIAN PIANO」

  1. あのまりあ

    いやいや、なかなかカッコいいではないですか!
    正直、多少ギクシャクしてるところもあるンですか、その「訥々さ加減」がブラジルっぽくて良い感じ。
    決して長いトラックではないですが、これだけ複雑な和音・リズムを1箇所も間違えずに、譜面に忠実に弾くのはかなりの難事業でしょう?
    私だったら、絶対出来ません・・・絶対どっかごまかす・・・(^^;)。

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  2. heli

    >あのさん
    拙い演奏を聴いていただきありがとうございました~。
    ソロピアノだと全部の指が同時に仕事する感じなので、普段から練習つんでないと弱い指が足を引っ張ったりして、なかなか流暢には弾けないと痛感します。でも、それはそれで楽しいんですが。
    譜面そのものは結構覚えられるんですが、そこからどうやったら(ジャズ的に)自分なりに即興的に弾きこなす方向に発展させることができるのか、難しいと感じます。そのためにBrazilian Pianoを買ったわけですが、さてどうなるやら・・・。

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