最近、ライブではエピフォン・カジノで弾き語りしてました。
楽器自体には特に不満はなかったのだけど、ちょっと引っかかっていたのが、カジノってビートルズのギターだよなーということ。
いや、ビートルズは自分の原点の一つだし今でも好きだけど、なんか、特定の人やグループの色のついたものを使うのが気が進まないんですよね。○○シグネチャとか、ブライアン・メイのレッド・スペシャルのレプリカとか。
一方、ストラトとかは誰の色とか言えないくらい多くの人が使ってきたギターなんでその点はいいんですが、まあありふれているといえばありふれてますよね(ありふれているのはそんなに嫌ではない)。
そんなわけで、今年の春に買ったバーンズ・ダブル・シックスは特定の人の色も付いていないし使っている人も少ないという意味でとても気に入ってます。
話を戻して、そういう考え方で満足できるものをメインギターが欲しいと思ったんですよね。
あと、エレキは非常に多くのスタイルをカバーできると思うけど、できればスチール弦のアコギとしても使えると鬼に金棒かなと思いました。
そういうギターというと、真っ先に思い浮かぶのがギブソンJ-160Eですが、これまたカジノ以上にビートルズな楽器ですよね。
というわけで白羽の矢を立てたのがフルアコ。
最初に目をつけたのはゴダンの5th Avenue Kingpinというやつ。これの左用があるというので楽器屋に見に行きました。仕様的にはほぼ要求を満たしていますが、なんか塗装の色合いとかが好きになれず、結局買わずじまい。
あと、これ合板なんですよね。フラットトップ的な感覚かもしれませんが、アコギとしての鳴りの良さを要求するなら、やはり単板のギターが欲しい。単板のフルアコって、ギブソンとかだとあっさり50万円オーバーですが、最近はイーストマンとかいう中国製のが安くて評判が良いらしいということを聞きつけて、あれこれ調べていたら、eBayに左用の出物が!
というわけで買ってしまいました。
じゃーん。910ceというモデルです。オール単板です。指板にはポジションマークがない(サイドにドットがついているだけ)のをはじめ、光り物は全然使っていません。一方、バインディングはプラスチックじゃなくて木です。
サイドとバック。メイプルの虎目がすごい。もっとも虎目って特に好きじゃないんですが・・・。
フローティング・ピックアップはオリジナルはハムバッカーですが、シングルコイルのものに交換。
ヘッドのデザインも豪華すぎず簡素すぎず、シックで美しいと思います。
音は後日アップする予定。まずはお披露目ということで。