シンセがいっぱい

今回買ったnanoKEYの実売価格は4000円くらいですが、これに一万円くらい足すと、「KORG Legacy Collection スペシャル・バンドル」というものが手に入ります。いにしえのシンセサイザーの名器をソフトシンセとしてよみがえらせたものですが、そのラインナップは・・・。
・MS-20・・・98000円(発売当時の価格。以下同じ)。
 高校生の頃にカタログを見た記憶があります。パッチパネルにケーブルをつないでいるのがいかにもシンセっぽくていいなぁとは思ったものの、新聞配達の稼ぎ(月15000円)はレコードやオーディオ機器の月賦やテレビゲームや飲食代でほとんど消えてしまっており、とても手の届く代物ではありませんでした。
Mono/Poly・・・149800円
Polysix・・・・・・248000円
 どちらも大学に入った頃の機種ですね。記憶は曖昧模糊としていますが、いずれにしても価格からして簡単に手に入る代物ではなかったことは確かです。
M1・・・248000円
WAVESTATION・・・220000円
 すでに社会人で自分で金を稼ぐようになっていたし、ちょうどその頃にマックを買ってDTMを始めたので、こういう価格の機材を自分が買う可能性も少しは現実感が出始めた感じでした。でも、当時のDTMはローランド全盛時代だったので、結局korgとは縁があまりなかったんですが。

「KORG Legacy Collection スペシャル・バンドル」には他にもいくつかソフトシンセが入っていたはずなので、当初ハードウェアとして発売されたときの価格を全部足すと100万くらいにはなりますな。すっごーい。

でも、当時は、そういう機材の一つ一つが、本当にほしい奴が死にものぐるいで貯めたなけなしの金をはたいて買うもんだったんですよね(金銭的に裕福なごく一部の人を除く)。で、それだけの思いをして買った奴は、その機材の可能性をとことん引き出すべく骨までしゃぶるように探求するもんだったんじゃないかと(自分では持ったことがないから想像ですが)。
これらの機材をまとめて100万出して大人買いなんて普通ありえなかったし、そもそももしもそんなことをやる奴がいたら、「なんのために?意味ないじゃん」と思ったんじゃないでしょうか。

・・・というような由来のソフトシンセ群をずらりと並べて、さてどうしようかと思案中。


2 thoughts on “シンセがいっぱい

    1. heli 投稿作成者

      >ゐかみさん
      あれだけの作品を生み出したゐかみさんなら、(こき)使われたMS-20も本望でしょう。

      返信

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