「にわのわ アート&クラフトフェア・チバ」に行ってきた(前編)

友人のか猫さんが「にわのわ アート&クラフトフェア・チバ」に参加するというので、一昨日行ってきました。「にわのわ」は、千葉県在住・千葉県出身など“千葉”という土地に愛着をもつアート作家・クラフト作家たちが集まるイベントということで、今回が第一回目。

会場は佐倉市にあるDIC川村記念美術館。なんかすごく立派な美術館っぽい。会場となる広大な庭の写真とか見ると、これはいったいどこのヨーロッパですか?という感じ。

ということで、一日がかりの遠出のピクニックという気分で朝7時に出発。平日は6時過ぎに家を出ているので、7時なら楽勝です。
イベントは10時スタートだけど、美術館が9時30分から開いているというので、先に美術館を見ようと思って朝一番の送迎バスに間に合うようスケジュールを組みました。朝一番に突撃をかければバスも美術館も空いているんじゃないかと思って。

佐倉という街に来るのは初めてだけど、駅と駅の間に広大な田んぼが広がっていて、なんとなく首都圏を離脱した気分。
ちなみに、佐倉って、京成の駅とJRの駅がすごく離れているんですよね。バスの出発点が京成の方なので、京成で行きました。
バスは京成の駅で7〜8割くらい席がうまり、JRの駅では補助席全部出しても座れない人が出て、いやー始発便でこれなら後の便は大変だなーと思っていましたが、後から来た友人たちはバスに乗れずタクシーを使ったり、やはり大変だったようです。車も駐車場が満車だったり渋滞に巻き込まれたり、これまた大変だったようで。
全体に、想定していたより遙かに多くの来訪者があったようで。なかなかこういう部分の準備や対応って難しいですよね。

で、まずは美術館。朝一番だけどそこそこ人はいました。といっても、都内の美術館のディズニーランド的芋洗い状態に比べると、超ゆとりな感じで楽しむことができました。
常設のコレクションは、私のように美術にあまり詳しくない人には、古いものから新しいものまで著名なアーティストの作品をまんべんなく見ることができてよかったです。あと、一個の作品あるいは一人の作家の作品群を展示するために特別に設計された部屋がいくつかあって、贅沢な空間を堪能できます。個人的には「アンナの光」がよかったな〜。木々が見える窓から光が差し込む明るい部屋に、オレンジ色の巨大な長方形。たぶん天気によって見え方・印象がずいぶん変わるんだろうなと思います。当日は曇りだったけど、もっと晴れていたらまた違った感じだったかも。
古今東西の花の絵の展覧会「FLOWERSCAPES フラワースケープ―画家たちと旅する花の世界」もよかったです。最初のスペースは印象派、次のスペースはポップ・アートという具合に、スペースごとにテーマを設けて展示していて、すごくメリハリというかコントラストのある感じで、飽きることなく楽しむことができました。インパクトがあったのは、福田美蘭というひとの巨大なモノクロの花の絵。花の絵というと、題材が題材なだけに、描き方は多種多様でも色彩的にはカラフルなものがほとんど全てなわけですが、そんな中にあってモノクロの絵は強烈な異彩を放ってました。

にわのわの話に入る前に、なんかすごく長くなったので、続きは明日。


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