アナログプレーヤーいじり その1


最近いまいちアンプ作りに気が乗らないので、ちょっと気分転換。

高校の頃から、新聞配達の稼ぎでオーディオ機器を少しずつ揃えてました。大半は中古でしたが。
そのような機器の一つにグレースのトーンアームG-840Fというのがありました。札幌のヨークマツザカヤのオーディオコーナーの店頭展示品を割安に購入した物です(当時はデパートにもオーディオコーナーがあってトーンアームを売っていたりしたんですよね)。
ここしばらくの間倉庫に眠っていたのですが、思うところがあって久々に取り出してみました。が、クッション材のウレタンが風化していてアームにこびりついている! 溶剤で拭いたりブロワー使ったりピカール(金属磨き)で磨いたりしてなんとかきれいになったので、プレーヤーに取り付けて聞いてます。カートリッジもトーンアームが縁でモニターに応募しゲットしたグレースのLEVEL II。60年代にNHKの研究所と共同開発し大ヒットしたF-8のバージョンアップ版です。針は数年前に交換しました。
グレース(品川無線)はカートリッジとトーンアームの専業メーカーとしてその道の草分け的な存在でしたが、時代がアナログレコードからCDに移り変わる中で撤退しました(当時、プロ用デジタル機器にシフトしたという話を聞いたような気がします)。ただ、当時のユーザには今でも交換針などを供給していて、時折案内の手紙が届きます。後々まできちんと面倒を見ようとする姿勢には好感を覚えます。
アナログがデジタルよりも上だと思っているわけでもないし、アナログレコードに強い思い入れがあるという程でもないですが、回転するターンテーブルにピックアップがのっかっているのを眺めながら音楽を聴いていると、なんだか和みます。


5 thoughts on “アナログプレーヤーいじり その1

  1. ishiatama

    私はさすがに札幌の実家に置いてきてしまいました。プレーヤーもレコードも場所取りますからね。最近はリイシューのCDが安いので気に入っていたレコードは買いなおしています。でも時々レコードが聴きたくなりますよね。最近は”レコード”っていう言い方もしなくなりましたもんね。
     話は変わりますがジャンプの大会をわざわざ飛行機に乗って見に行こうとするなんて、かなりファンなんですね。お家は宮の森とか、円山のほうだったんですか?

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  2. あのまりあ

    奇しくも昨日、ちょいとレコードが聴きたくなり、押入れから「ハンク・モブレー・セクステット」を引っ張り出して来て聴きました。
    ジャケットは既に黄ばんでますが・・・20数年前に、これを買った頃のことを思い出して、ちょっぴりオセンチぃ☆
    でも、なんで、よりによってハンク・モブレーなんて買ったンだろう(爆)??

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  3. heli

    >ishiatamaさん
    なんか本と音楽ソフトは捨てられなくて、度重なる引っ越しの間も持ち歩いています。本については近々大規模な処分を敢行しようと思ってますが。レコードはおっしゃるとおり時々聞きたくなることがあるので捨てられないでいます。
    ジャンプは札幌オリンピック以来のファンです。札幌オリンピック自体はテレビ観戦でしたが、その後親に連れられて生観戦して取り付かれました。生家は円山よりは南寄りの藻岩山の近くでした。
    >あのさん
    レコード聞きながらおセンチな思い出に耽るたびに、なんか年喰ったなぁという思いにかられるのですが、厚みのある過去の蓄積を持っているのも年長者の強みと考えることもできるかな~なんて思ってます。そればかりになるのはちょっとアレですが。
    ところで、不勉強でハンク・モブレーって名前しか知らないのですが、なにかお勧めのCDなどあったら紹介していただけると嬉しいです(なんかどこかで紹介してもらったような気もするんだけど・・・)。

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  4. あのまりあ

    ハンク・モブレーと言えば、「漢城駅」・・・じゃなかった、「ソウル・ステーション」が評判良いですが・・・。
    でも、ハンク・モブレー自体が、あんまりお勧めじゃなかったりする(^^;)。

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  5. heli

    >あのさん
    先ほど実家に寄った折にジャズ名盤100みたいな本をちらっと見てきました。
    ま、聞いて良いと思うかどうかわからんけど、1枚くらいは耳にしてみようと思います。
    ちなみに、手持ちのジャズはほとんどがCDで、LPはWalkin’とGloovin’しか持ってません。

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