エマーソン北村「遠近(おちこち)に」

それなりの年月を生きてきたせいか、全然別の芋づるをたどっていったら同じ人にぶちあたった、ということが増えてきた気がします。

そんなふうにしてぶちあたったのがエマーソン北村
名前は知っていたけど、演奏を見たのは池袋ミュージック・オルグでyojikとwandaを見にいったときに、対バンで出ていたのが最初です。
音楽もたたずまいも飄々としていて気持ちが良いという印象。
物販でレコードを買って、時々家で聞いてました。

で、最近ソロCDを出したという情報が流れてきたので、早速買ってみました。「おちこち」って打って変換したら「遠近」と出た!
昨日、自分のライブの練習でへろへろ(というよりは指にまめが出来て痛い)になったあと、夜の9時くらいから呑みながら聞き始めたんですが、いやー気持ちいいです。

すごくシンプルな音が多いのだけど、シンプルで良いものを作るのって難しいと思うんですよね。実際、本人による各曲解説を見ると、かなり試行錯誤しながら作っているのがわかるのだけど、できあがった音から苦労やこだわりのようなものがにじみ出たりしているようには感じられないのが良いです。

ジャンル的にはそれほどなじみがないのだけど、こんなふうに芋蔓たぐって新しい音に出会うのは楽しいもんです。
自分の知っている範囲だけど、リズムボックスとオルガンが組み合わさった隙間の多いシンプルな音を聞くと、どうもヤング・マーブル・ジャイアンツを思い出すんだよなー。

近々、家の近所でライブをやるらしいので、見に行こうかな。自分のライブの直前だけど、間際に悪あがきしても始まらない気もするし。

それにしても、コラムに書かれていた「エマーソン北村」というアーティスト名の由来にはガックリ来ました。もしかしてそうなんじゃないかとうすうす思いつつ、まさかね〜と思っていたのが、そのまんまやん!という感じで。
ついつい、こんなネタを思い出してしまいました。

・・・浜崎あゆみが好きなヤンキーが自分の子どもに「浜崎」とつける具合と相似形だ。DQNであるが故に浜崎あゆみファンなのは仕方がないが何故「あゆみ」と名づけないのだ。子どもの将来が心配だ。他人事ながら。

注1)自分の子どもに「浜崎」と名付けたヤンキーは、その実在を確認しておらず、都市伝説の可能性があります。って、有名な話だったらどうしよう。
注2)私は浜崎あゆみについてほぼ何の知見も有していないため、「DQNであるが故に浜崎あゆみファンなのは仕方がない」との認識には賛同も否定もしません。
注3)というか、なんでこんな古い話をいつまでも覚えているのだヲレは。

でも、そんな欠席裁判で決まったアーティスト名をあっさり受け入れている感じもなんだか飄々としてますよね。


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