これまでジスイネタとして紹介してきた料理は、作るのに手間がかからず、何日間かかけて食べることができて、ヘルシーで、外食ではあまり食べられない家庭料理、みたいなものが多かったと思います。で、そういう料理の典型は具だくさんの煮込み料理なわけですが、普通にやると結構時間がかかります。もちろん煮込んでいる間に別のことはできるけど、ガスの火を使う以上、寝たり外出したりはちょっとやばいですよね。
この点、圧力鍋は調理時間は短いのだけど、仕上がりのコントロールが結構難しい。いくら煮込んでも煮崩れない材料ばかりだったらいいんですが、そうでない材料が入っていると、例えばじゃがいもとかはちょっと時間がオーバーすると影も形もなくなってしまったり。
そんなことを考えていた折、よく時事ネタで面白くて参考になる記事をたくさんアップされているfinalventさんが、「スロークッカー」なる調理器具を紹介されているのを見て、興味を持ちました。
日本ではまだそれほど知られていないのではないかと思いますが(私が知らないだけ?)、アメリカあたりではたくさんの機種が売られていて(参考)、料理本もいっぱい出版されているようです(参考)。
電気釜っぽいルックスですが、構造・仕組みも基本的には電気釜と同じだと思います。違うのは、強弱2段階選べることと、加熱時間を自由に選べること。
強弱2段階とはいっても、強の方でもぐらぐら沸騰したりはせず、煮汁がすこし動くくらいの感じで、弱火でじっくり煮込むような調理スタイルです。
材料を入れてタイマーをセットしたら、外出したり寝てしまったりしても構わないようです。
で、帰宅したら、あるいは朝起きたら、料理が出来上がっているというわけ。
調理にかかる時間は長いけど、一旦セットしたら放置しちゃってよいので、拘束時間は一番短いかもしれません。
というわけで、併せて買った「スロークッカーでつくるはじめてレシピ」という本を見ながら、しばらくはいろいろ作ってみようと思います。
第一号は、さけの酒かす煮。これからいただきまーす。
※追記:
で、喰ってみた。大根がちょっと堅いな。にんじんといもも、もう少し火を通したい。ということで、さらに1時間加熱。結果は、にんじんといもはOK(ちょっと柔らか目。大根はまだ堅い。これは、どうやら加熱時間よりも大根のクオリティの問題のような気がする。包丁入れたときも、なんかガビガビな手応えだったし。うーむ。
でも、味は美味しいですよ! 今日の晩ご飯はこれと米だけ。これに漬け物でもあれば文句なしですね。