月別アーカイブ: 2010年1月

今年の新年のごちそう~おでん

毎年、新年のごちそうとして、おでんを作るのが恒例となりました。
なんでおでんなのかというと、特に意味はないのですが、たくさん作り貯めしてちまちま食べるというスタイルが、自堕落な寝正月にマッチしているということかもしれません。日本酒にも合うし。
で、今回の新兵器は以前紹介したスロークッカー。購入したときから、この調理器具はおでんにピッタリだと思っていましたが、実際におでん作りに使うのは初めてです。ということは、ずいぶん長らくおでんを作っていなかったことになるな~。
夜に仕込んだら朝できているというのは実に便利! ガスだとつけっぱなしで寝るのはちょっと怖いですが、スロークッカーならその辺の心配がなくて良いです。


今年の年越しのごちそう~鱈のグラタン

東京に舞い戻ってきた十数年前、なりゆきで参加した某草の根BBS(死語)で、なぜか忘年会の会場を提供することになりました。
アパートの6畳間に十数人やってくるということで、なんか料理気合い入りまくりでしたね。密造ワインとか絶望スパゲティとか当時まだ珍しかった産直で取り寄せたハムとか紀伊国屋のチーズ(昔は美味かった)とか、いろいろあったのですが、そんな中に、干し鱈のグラタンというのがありました。買ったばかりのイタリア料理の本を見て、「これ美味そう!」と速攻で制作を決定。耐熱ガラスの大型容器までこの日のために購入。干し鱈を買いに御徒町まで赴き、3日間何度も水を取り替えながら戻しました。ホワイトソースも本に書いてあるやり方を忠実に実践。で、できあがったブツは・・・鱈がちょっと堅かったけど、うまかった~! 口いっぱいほおばりながら、苦労が報われた喜びに浸っていたのを今でも覚えています。
※が、わざわざ取り寄せた生牡蠣に参加者の大半が当たってしまい、正月休みを台無しにしてしまいました。申し訳ない(泣)>参加者各位

干し鱈のグラタンは、それ以来一度も作ってなかったんですよね。やはり鱈を戻すのがめんどくさくて・・・
が、以前紹介したラテン食材通販のラテン大和(リンクフリーじゃないそうなので、見たい方は検索してちょ)で鱈の塩漬け(バカリャウ)なるものを扱っていることを知り、これでグラタン作ったらどうかなぁと思って、今回トライしてみました。ついでに、魚屋で買ってきた甘塩の鱈も投入。

できばえは・・・私としては十分うまいです。ちょっと塩味が強めだったけど、まぁ許容範囲内ということで。
バカリャウはこりこりした歯ごたえが美味かった。一方、甘塩の鱈の方はかなり柔らかくなりますね。不味いというわけじゃないのだけど、干し鱈や塩漬け鱈の代用になるかというと、やや微妙な感じ。

他にもいろいろごちそうを作って、大晦日の夕飯はなかなか豊かな気分が味わえました。
しばらく自炊さぼってたけど、今年はちとがんばろうっと。


謹賀新年&弾き語り初め

一日遅れですが、あけましておめでとうございます。
去年は後半いささか不調気味で、いろんな取り組みが中断もしくはスローダウンしてしまいましたが、今年は気を取り直してがんばる所存です。
どうぞよろしくお願いします。

てなわけで、唐突に弾き語り初めということで、”Ah! se eu pudesse”という曲をやってみました。
この曲、以前紹介したディス・イズ・ボサノヴァというDVDの中で、作曲者のホベルト・メネスカルが「この曲はナラ・レオンのために作った曲。彼女のために歌おう」と語った後、ギターで弾き語ってます。メネスカルにとってナラは早世した幼馴染みという知識が頭にあるせいかもしれないけど、とても気持ちのこもった演奏に感じられました。あのDVDでも非常に印象的なシーンの一つです。
ちなみに、日本語のタイトルは「ああ もしできるなら」。文法的な解説がここにあるのをたまたま発見。まだポルトガル語は全然不勉強で、接続法とかよくわかんないんですよねー。
てなわけで、この曲は是非やりたいと思っていました。特に、昨年はナラ・レオン没後20年ということで、12月にはナラ・レオンの伝記の訳本が出版されたりしたこともあって、是非昨年中に仕上げたかったんですが、結局間に合わず。弾き語り初めのネタということに相成りました。