iTunes Storeの全曲プレビュー流し聞き

振り返ってみると、80年代後半(古っ!)からずっと、昔の音楽ばかり聞いてきたような気がします。90年代後半から00年代前半くらいまではギター教室に通っていたため、クラスメート経由で主に日本の同時代の音楽(スガシカオとか山崎まさよしとか)がわずかながら耳に入ってきたりはしましたが、それはかなり例外で、特に海外の動向は全然把握してませんでした(散発的に来日コンサートのたぐいに行ったりはしてましたが)

たとえば、昨日もちょろっと紹介した「ベース/ビート・ミュージック・ブック」とか、90〜00年代の音楽を紹介している本をあれこれ読んでいると、90年代にロックバンドとして登場したレディオヘッドが世紀の変わり目ころにエレクトロニカに傾倒したアルバム「Kid A」をリリースし各方面に大きな影響を与えた、とかいった話が出てくるのですが、そもそもレディオヘッドって名前しか聞いたことなくて、エレクトロニカ時代はおろかロックバンド時代の音も全く聞いてないので、いったいどういう流れだったのか皆目わからん。
でも、流れをつかむためだけにCD買ってまるまる聞くのもめんどくさいし金もかかるし・・・ということで、ふと思いついてiTunes Storeでファーストから順繰りに全曲プレビューしてみたんですが・・・。うーむ、ほとんどこれで十分じゃないか。最初ギター主体のロックバンドだったのが、97年のOK Computerで大きく変わり、00年のKid Aで「商業的自殺」と言われたほど変わった様子がよーくわかりました。
そのあとも、ディスクガイドに載っていて興味を引いたものを片っ端から全曲プレビュー。ふむふむなるほどこういう音だったのか、これは本に書いてあるのとずいぶん印象が違うな・・・。

なんか、こういう音楽に関する知識を確認するような聴き方ってどうなんだろうなーと思わないでもないんですが、CD一枚じっくり没頭して聞く時間がなかなか取れない生活をしてると、こういうプレビューっぽい聴き方も意外と楽しかったりするもんだな、なんて思ったり。
でも、全曲プレビューでいいやという話になるとまずます音楽作品は売れなくなるよなー。


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