Sufjan Stevens “Age of Adz”, “Illinois”

以前にアルバム”Age of Adz”を紹介した、と書き始めようとして過去記事を漁ったところ、それはどうやら私の思い違いであったらしいことが判明。ということで気を取り直して紹介するのは、Sufjan Stevensというアメリカのシンガーソングライターです。1975年生まれだから今年で37歳になるのか。
Twitterで”Age of Adz”というアルバムが素晴らしいというつぶやきが流れてきたのを見て、どれどれと思って買ってみたら本当に素晴らしかった。作りとしては、オケからシンセからサンプラーからギターまで、ありとあらゆるもののごった煮なんですが、とても美しくセンスの良いごった煮で、唄も繊細で、何よりもとにかく曲がすばらしい。でも困ったことに、このアルバムを聴いていたときにちょうど震災が発生したために、今でもこのアルバムを見るとテレビで見た津波の光景が浮かんできてしまいます。

次に聞いたのは、”All delighted peaple”というEP。”Age of Adz”に先立って配信オンリーでリリースされていた作品をCD化したものだそうで、確かにジャケットにはEPと書いているんだけど、8曲59分というボリュームのどこがEPやねん。内容はこれまた良いです。

で、その前の作品”Illinois”を買ってみました。Pitchfolkの”Top 50 Albums of 2005″の第1位に輝くこの作品、イントロのピアノからして引き込まれてしまいます。シンプルだしちょっとメカニカルな感じなんですけどね。”Age of Adz”のようにエレクトロニックな感じはなく、生楽器(サンプリングも含め)による音楽という感じ。フォークっぽい味わいの曲もいくつかあります。なんでも、アメリカ50州のそれぞれのためにアルバムを作るという計画の一環として作られた由。

でも、やはり一番好きなのは”Age of Adz”かな。もしかしたら、21世紀に作られたアルバムで一番好きかもしれない。


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