yojikとwandaライブ@Liaison Cafe

yojikとwandaのライブは場所もスタイルも毎度変わるので、それぞれのライブにスペシャルな感じがあるのだけど、なかでもLiaison Cafeでのライブはスペシャル感が強いと思ってました。それは、渋谷の喧噪の中とは思えないような穏やかで和やかな雰囲気もさることながら、やはり鯨井料理番長がライブのために作るスペシャルメニューによるところが大きい。
その鯨井さんが6/末をもってLiaison Cafeを退職されるとのこと。というわけで、6/29のライブはいつにもましてスペシャルな感じになる予感が・・・。
でも、実際のスペシャル感は予想以上でした。
★ライブが始まる前の1時間強、yojikとwanda自身によるDJタイムという(たぶん)初の試み。わんだくんは最初はちょっとフュージョンっぽい曲(チック・コリアとかTOTOとか)、次にはKing CrimsonのCadence and cascadeやらBen Watt+Robert WyattのAnother Conversation With Myself、その次は和物(サビで「嘘ばかり〜」と連呼するのが強烈)、あとはクラシックピアノというバラエティ豊かな選曲(解説付き)。よじくさんはよじくさん・わんだくんそれぞれがyojikとwandaを結成する前に作っていたデモ音源を披露。なんとなく結婚披露宴で二人の出会いまでの歴史を振り返ったビデオを見ているような気がしないでもなかったけど、yojikとwandaの音楽の成り立ちというか魅力の素が何なのかがとてもよくわかります。よじくさんの弾き語りは久々に聴いたけど、やっぱり鮮烈なすごい唄。
★鯨井さんの料理は、これまではスペシャルプレートのような形で供されることが多かったけど、今日はいろんな料理の入った小皿をお盆にのせて客席まで売りに来るというスタイル。いやー、こんなの持ってこられたらみんな食いたくなってしまうではないですか。同席の友人とガンガン注文。最後に出てきた豆カレーとデザートももちろんゲット。この穏やかでナチュラルでうまみたっぷりの料理もしばらく味わえないわけで、心してしっかり堪能しました。
★ライブもとてもよかったです。最近バンドだと非常に安定感があるけど、デュオだとそれに程良い緊張感が加わる感じがします。「若い人」とか「ほしいものがほしい」とか、割と久しぶりに聞いたような。
★一方である人の訃報という悲しいスペシャルも。ちょっとショックでした・・・。


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