Police live in Japan 1981

先日、実家を片付けていたら、ずっと探していて見つからなかったお宝のカセットテープが出てきました。
ポリスの1981年の来日公演。NHK FMでオンエアされたものを自宅で録音したものです(当時はラジオを録音することを「エアチェック」とか言っていたけど今は通じまい)。
いやーずっと聞きたかったんだよねーと思いつつ、家にある古いラジカセで再生しようとしたらテープが回らない。
ん?と思って、もう一つのこれまた古いラジカセで試してみてもやはり同じ。
他のテープでもだめだったので、これはラジカセが両方とも壊れたと考えるしかありません。
以前、再生できなくなったビデオデッキをばらしてみたら、モーターの回転を伝えるゴムベルトが風化・脱落していたことがありましたが、たぶん同じ症状なのでしょう。

せっかくお宝が見つかったのに・・・と落胆しましたが、ふと「これってYouTubeに上がってたりしないかな?」と思って探しに行ったら・・・。
ありましたよ!やはり!YouTubeすげー!

■音だけ版。時間がちょうど1時間なんで、たぶんNHK FMのプログラムをまるごと収録したものでしょう。音質がもう一つですが、十分楽しめます。
攻めるときは攻め、引くときはすっと引く緩急自在のアンディ・サマーズのギターと、緩急なぞ知ったことかとばかりにひたすら手数多く叩きまくるスチュワート・コープランドのドラム(Bring on the night(17分55秒頃〜。特にイントロ)とかで両者のコントラストが特に面白い)。もちろんスティングのヴォーカルもいいんですが、ギターとドラムがすごすぎ。
全編全てが聞き所ですが、個人的にはDeathwish(9分頃〜)からFall out(12分50秒頃〜。イントロもソロもギター最高!アンディ・サマーズすげー!)の流れには血が沸騰しそうになります。一方でShadows in the rain(33分頃〜)のギターの幽玄な雰囲気もすごい。ふっつりと終わってしまう感じも良い。

■なんと映像つき。ただ、ダイジェストなのでDeathwishもFall outも入っていません。残念。でもアップライトベースを弾きながら唄うスティングはかっこいい。

実は、このライブ聞くまでは、そんなにポリスって熱心に聞いていなかったんですよね。2枚目、3枚目をレコード屋で試聴したり、友人から借りて聞いたりした程度。それが、これを聞いて一気にファンになり、改めてオリジナルアルバムを聞き返してみたんですが、ライブに比べてテンポがずいぶん遅く(というかライブが速すぎるんでしょうが・・・)、なんだか高速道路を降りて一般道を走り始めたときのような気分になってしまい、結局自分の中では3枚目までのポリスというとこのライブということになってしまっています。


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