北海道自家用車旅行その3〜フェリー

子供の頃から寝台車が好きでした。
小学校に入る前の春休みと中学校に入る前の春休みの時期に親に連れられて札幌の自宅から東京の祖父母のところに遊びに行ったのだけど、青森駅や上野駅のプラットフォームに青い寝台車がずらりと並んでいるのを見て、なんともいえない気持ちをかき立てられたのを覚えています。

そんな寝台車もほとんど絶滅危惧種になった今、同じような旅情を味わえるのが夜に出航するフェリーです。
周りは真っ暗な中(海なんだから当然ですね)、フェリーターミナルと巨大な船の周りだけが明るい。
もうそれだけで独特の雰囲気があります。

ターミナルで乗船手続き(車検証を提示したりしなきゃならないんですよね)を済ませ、係員の指示に従って車でフェリーに乗り込みます。
車の中で船を前にして順番を待っている時のワクワクする気分。

船に乗り込んだら甲板に出て、青白く光るフェリーターミナルや、その手前で作業員たちが係柱から舫い綱を取り外すのをぼんやりと眺めながら、出航を待ちます。

いよいよ出航。次第に遠ざかる八戸の街の灯りをしばらく眺めます。

ちなみに、行きは個室が予約できました。
二段ベッドで混雑時には相部屋のこともあると聞いていたので戦々恐々としていたのだけど、結果的には相部屋にはなりませんでした。ラッキー♪
心置きなくぐっすり眠ることができました。

朝、苫小牧に到着。今日もいい天気。遠くに雪をかぶった樽前山が見えます。

上陸。今日はえりも岬を経由して霧多布まで400キロ走ります。
・・・が、その前に昨日車にこびりついた汚物(大量の蚊と鳥の糞のようなもの)を洗い流したい。
ということで、給油も兼ねてガソリンスタンドへ。洗車機にかけた後、バケツに水をくんで、ぞうきんで汚物を落としました。。。
まあ、何はともあれすっきりした気分で出発。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*