北海道自家用車旅行その4〜二十間道路桜並木

90年代前半はUターン転職で北海道で働いていました。
毎年2、3の自治体を担当し、月一のペースで出張するような仕事です。
ある年には浦河町(日高支庁(現在の日高振興局)の支庁所在地)とえりも町の担当をすることになり、月に2回は日高方面に出張していました。
当時は自家用車で出張していたので、出張がてらあちこちに足を伸ばしていました。観光の仕事という側面もあったので、周辺の観光地を見て回る必要がある、という理由もありましたが。

そのときに知ったのが、静内町(現在の新ひだか町)の二十間道路桜並木。
それまで北海道で生まれ育った私すら知らなかったくらいなので、全国的な知名度は高いとは言えないと思いますが、新ひだか観光協会のウェブサイトによれば、

日本一の桜並木。約2,200本の桜が直線7kmに渡って咲き誇る。かってこの地にあった宮内省の御料牧場を視察する皇族の行啓道路として造成されたのがはじまりとされています。

ということで、規模的にも凄いし由緒正しいし、もっと知られていてもいいような気もします。

当時一度だけ訪れたのですが、残念ながら桜の季節ではなかったので、いつか桜を見に来よう!と心に決めたように記憶しています。
しかし、数年後には再び転職で首都圏へ。
その後も何度か北海道には旅行で訪れてはいますが、日高地方に足を伸ばす機会はありませんでした。

今回、苫小牧から道東へと移動するにあたり、やや遠回りにはなるものの、せっかくなので30年ぶりに日高を走ってみよう!と思い立ち、たまたま北海道の桜の季節でもあったことから、「年ごろ思ひつること、果たしはべりぬ」と相成った次第です。
桜並木の端から端まで車でのろのろ往復してみましたが、さすが7kmもあると本当に果てしなく続く桜並木という感じで圧巻でした。
遠くにまだ雪が残る日高山脈(と言っていいのかな)の山並みが白く輝いているのも趣があって良いですね。


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