月別アーカイブ: 2012年3月

積み上げ型の努力

子供の頃から、積み上げ型の努力というのが苦手でした。
いったん興味をもつと、猪突猛進的にがーっと突き進むんですが、しばらくしたら憑き物が落ちたように興味をなくして放り出す。
あと、「早く完成させたい、成果が見たい」という気持ちも強いようで、例えばプラモデルとかを作るときも、とにかく早く完成させようとするあまり、バリもろくに取らずに組み立てた結果、汚らしいできばえになったり、複雑で時間がかかるものは途中で放り出したり。およそ堪え性というものに欠けてました。
そんなことを繰り返した挙げ句の果て、積み上げ型の努力をしないと身に付かないもの…学問でも楽器でもスポーツでも…は何一つ身に付かないまま若かりし日々(笑)は終了。
「あの日に帰りたい」というような願望はほとんどありませんが、もし帰ることになるとしたら、ちょっぴりでもいいから積み上げ型の努力というやつをやるようにしたいもんです。

一方、今はどうかというと、それなりに積み上げ型の努力ができるようになってるわけですが、一体いつ頃からこうなったのかというとよくわかりません。
15年くらい前に通い始めたギター教室のおかげなのか、毎朝通勤時に立ち寄っていたスタバでオーディオ関連の勉強(数学や物理)や英語をやるようになったせいなのか。でも、それはもうすでにできるようになった「結果」であって、「できない」から「できる」になったのはいつなのかという問いに対する答えにはなってないような気もします。

しつこくあれやこれやトライしつづけたところに、年を取って性格が変化したことが重なって、昔できなかったことができるようになったということなのかな、といういまいちすっきりしない結論を曖昧に受け入れつつ、まだ軌道に乗っていないもろもろの取り組み…作詞作曲とか、楽器のメカニカルなトレーニングとか…をなんとか軌道に乗せようと四苦八苦する日々。


Rozi Plain “Inside over here”

以前にちょっとだけ書いたけど、イギリスの女性シンガーソングライターRozi Plainが2008年に出したファーストアルバム”Inside over here“、その後も時折気持ちよく聞いてます。
このアルバム、何と言ってもジャケットが良い! なんともいえない服装でトランペット吹きながら走っている格好が醸し出す、えも言われぬユーモラスな感じ、最高です。

音楽の方ですが、1曲目はギターとクラリネットみたいな音(ノイズ入り)から始まるのだけど、その音色がなんともとろーんと低くて不思議な感じ。リーフレットの使用楽器を見ると、ギターとbaby accordionって書いてあるんだけど、ギターはともかくこのクラリネットみたいな音ってアコーディオンなの? と思ってると、しばらくしてフェードアウトして、続いて同じフレーズが1オクターブ高くなって始まった! というか、こちらの方が普通のアコギの音に普通のアコーディオンの音だから、とするとさっきの部分は録音後に1オクターブ下げたということなのか。というわけで、しょっぱなからハッタリかまされたわけですが、といっても別にとんがった実験的な音楽というわけではなく、この曲も含めて、主にアコースティックな楽器による手作り感あふれるバッキングに素朴な唄が乗っかった、とても心地よい音楽です。
なお、リーフレットには歌詞や各種クレジットが手書きの独特のデザインの書体で書いてありますが、これが死ぬほど読みづらいのはちと残念。デザイン的にはおもしろいんだけど。


YouTubeにアップしたChega de saudadeが一万回再生突破!


YouTubeにアップしたそれなりに多くのギター弾き語り動画の中で一番再生回数の多かったChega de saudadeが、とうとう再生回数1万回を突破しました。アップしたのが2009年2月26日なので、約3年かけて到達したことになります。1万人が聞くというのは、どうも具体的なイメージがわかないのですが、いずれにしても貴重な時間を割いて見聞きしていただいた方々には改めてお礼申し上げます。

時々YouTubeのアナリティクスを眺めていて思うのは、海外の人がたくさん見ているなぁということ。一番アクセスが多いのはブラジルで、ほぼ同数で日本が続いています。3番目がアメリカでブラジルや日本のの半分弱くらい。以下10位までを見ると、イタリア、メキシコ、フランス、アルゼンチン、カナダ、スペイン、ポルトガルとなっていて、カナダ以外はラテン系の国が続きます(カナダもケベックのフランス系の人が見ているのかも)。やってる音楽がボサノヴァだからといえばそうなのかもしれないけど、なんか自分の弾き語りを地球の裏側の人が見ているというのはやはり何か不思議な感覚。まぁ逆に見てる側からすると、なんで地球の裏側の日本人が俺たちのネイティブ言語であるポルトガル語で歌っているのか不思議なのかもしれません。


楽器練習の心得〜気が散るものの排除

これからやってみようと思いつつまだ手がついていない楽器教則本の一つに「ギター・マガジン 耳と感性でギターが弾ける本 (トモ藤田)」がありますが、その中でギター練習の際の心得として、気が散るものを身の回りに置かないようにすることが挙げられていました。具体的には、テレビ、携帯、インターネットだったような(いま本が手元にないのでうろ覚えだけど)。

私はといえば、基本的にテレビは見ないし携帯はほとんど意識にはないも同然(外出するときも持ち忘れることが多い)なので、問題はやはりネットですね。

夜、仕事から帰宅し、晩ご飯を食べたあとは、なかなかストイックに何時から何時まで何の練習をやる!というふうにはならず、だらだらとギターを弾くような感覚で練習すると、ちょっとしたことでついついネットを見てしまったり。

このブログの更新がまがりなりにも毎日(内容の質はともかく)続いている理由は、やはり朝に書くようになったことに尽きると思うんですね。以前は夜に書いてたけど、やはりだらだらしてしまって気分が乗らなくなると何ヶ月も更新しなくなったり。

だからギターも毎朝通勤に持ち歩いて、スタバで練習…というわけにはいかないので、いかに夜をだらだらせずに過ごせるかがずーーっと悩みです。


検索語句

ブログの管理画面では、検索でたどり着いた人がどういう語句で検索したのかががわかりますが、移転前はとにかく音楽関係の語句でたどり着く人がほとんどいなかったんですよね。多かったのは、
1.変な飲み物・食い物(ウゾーとかキビャックとか)
2.オーディオ関係(アンプとかトランジスタとか)
だったと思います。
今でも2.は結構いますが、うれしいのは音楽関係の語句でたどり着く人が徐々に増えていること。今思えば、移転前のブログでは、音楽関係の投稿はほとんどが「YouTubeに演奏動画をアップしました」みたいなやつばかりだったので、検索に引っかかりようもなかったということかもしれないけど。

といいながら、音楽関係のネタが若干息切れ気味ですが、これからも移転前よりは音楽関係の投稿に力を入れていきたいと思いますので、なにとぞご愛顧のほどを。