Rozi Plain “Inside over here”

以前にちょっとだけ書いたけど、イギリスの女性シンガーソングライターRozi Plainが2008年に出したファーストアルバム”Inside over here“、その後も時折気持ちよく聞いてます。
このアルバム、何と言ってもジャケットが良い! なんともいえない服装でトランペット吹きながら走っている格好が醸し出す、えも言われぬユーモラスな感じ、最高です。

音楽の方ですが、1曲目はギターとクラリネットみたいな音(ノイズ入り)から始まるのだけど、その音色がなんともとろーんと低くて不思議な感じ。リーフレットの使用楽器を見ると、ギターとbaby accordionって書いてあるんだけど、ギターはともかくこのクラリネットみたいな音ってアコーディオンなの? と思ってると、しばらくしてフェードアウトして、続いて同じフレーズが1オクターブ高くなって始まった! というか、こちらの方が普通のアコギの音に普通のアコーディオンの音だから、とするとさっきの部分は録音後に1オクターブ下げたということなのか。というわけで、しょっぱなからハッタリかまされたわけですが、といっても別にとんがった実験的な音楽というわけではなく、この曲も含めて、主にアコースティックな楽器による手作り感あふれるバッキングに素朴な唄が乗っかった、とても心地よい音楽です。
なお、リーフレットには歌詞や各種クレジットが手書きの独特のデザインの書体で書いてありますが、これが死ぬほど読みづらいのはちと残念。デザイン的にはおもしろいんだけど。


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