ボサノバへのいくつかの入り口(その3)

4.ボサノバへの入り口その3〜本家ブラジル(日本向けリバイバル?)
 やや話は前後しますが、EBTGとかを聴いていた80年代半ばころ、本家ブラジルのボサノバってどんなんだろう?という好奇心から買ってみたのが、ナラ・レオンの「イパネマの娘」というアルバム。そのころ普及し始めたCDプレーヤーを買ったばかりだったということで、初めて買ったCDの中の一枚です。ナラ・レオンがホベルト・メネスカルとともに来日公演を行った際、日本のミュージシャンも交えてごく短時間で作られた作品だそうですが、今思うとボサノヴァのスタンダードがずらりと並んだ初心者向きにはもってこいの内容でした。ナラ・レオンの唄も力の抜けた微妙にヘタウマな感じで、ネオアコファンにも違和感のないものだったと思います。一方、バッキングはネオアコとは違うニュアンスが感じられて、「これがブラジルっぽさなのかなぁ」と何となく思った記憶があります。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*