ボサノヴァ以外のギタースタイルにもチャレンジしようということで、買ってみたのがMark D. Hanson “The Art of Contemporary Travis Picking“という本。
Travisというのは主に50年代に活躍したカントリー&ウェスタンのスター、マール・トラヴィスのことです。唄にも作曲にも才能を発揮した人だったようですが、とりわけギターはTravis Pickingなどという言葉があるくらいすごい人でした。
■Merle Travis – Cannonball rag
狭義のトラヴィス・ピッキング(ギャロッピング?)は上の動画のように親指と人差し指だけで弾く奏法を言うのかもしれないけど、今回買った教本では、親指でベースを1拍ずつ低高低高と代わる代わる弾く奏法の総称を意味するようです。いわゆるスリーフィンガーもトラヴィス・ピッキングのサブカテゴリーということになるかと思います。
で、この本の特徴は、
♪初心者対象
非常にやさしいところから入っていて敷居が低いです。
♪練習曲が(ほとんど)すべて英米のトラディショナルである
以下が全リストです。知らない曲もあるけど、なかなか魅力的なラインナップではないでしょうか。
“Sloop John B.”
“John Barleycorn”
“Will the Circle Be Unbroken”
“The Trees They Do Grow High”
“Hush, Little Baby”
“Going Down the Road Feelin’ Bad”
“Freight Train”
“Watch the Stars”
“Roll In My Sweet Baby’s Arms”
“I Know You Rider”
“Wanderin’”
“The Water Is Wide”
“Hesitation Blues”
“Over and Out Rag”
♪唄の伴奏であること
添付のCDに収録されている練習曲はぜんぶ唄つきです。Amazon.comのレビューを見ると、唄が入っていることに不満を表明する向きもあるようですが、私みたいに唄の伴奏を練習したい人にはイメージがつかみやすくてとても良いです。
なお、この本の続編はソロギター(要するに唄なし)の本のようです。上のマール・トラヴィスの動画を見てもわかるように、このジャンルはインストをやりたい人も多いようなので、なかなか一つの本ですべてのニーズを満たすのは難しいのかも。
ちなみに“Hush, Little Baby”は私が通っていたギター教室で一番最初にやる曲で、DとA7しか出てきません。
というわけで、初心に返った気分で、この本に載っている練習曲を一通りさらってみようかと思っています。
